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多摩区・麻生区 文化

公開日:2024.02.09

映画監督岡本喜八氏
生誕100年 毎月記念上映
市アートセンターで

  • 岡本監督の写真を持つ前田さんら

 『独立愚連隊』など、日本映画を代表する作品で監督を務めた岡本喜八氏。今年で生誕100年を迎えることから、(株)喜八プロダクションは1月25日、記念プロジェクトを実施することを発表した。

 企画の一つとして、川崎市アートセンター(麻生区万福寺)で、2月17日(土)から12月まで毎月、岡本監督の作品の記念上映会を行う。

 長年、多摩区に住んでいた岡本監督。日本映画大学の前身・日本映画学校創立時の特別講師を務めたり、「しんゆり映画祭」に協力するなど、川崎市の文化芸術振興にも深く関わっていた。

 岡本監督と川崎市の縁に加え、川崎市も今年市制100周年を迎えることから、市の協力のもと同施設でも企画を展開することになった。

「タイムマシーンに」

 1月25日には同施設で記者発表会を実施。岡本監督の娘婿で同プロダクションのエグゼクティブプロデューサーを務める前田伸一郎さん、「川崎・しんゆり芸術祭」の富山省吾実行委員会委員長ら4人が登壇し、企画への思いや岡本監督とのエピソードを語り、4人は「若い世代にも周知していきたい」と展望を語った。前田さんは「タイムマシーンのような企画。物語だけでなく、その時代の情勢や風景、服装などを思い出したり、知ってもらえる機会になれば」と期待を寄せた。

 初回となる17日は『江分利満氏の優雅な生活』を上映。上映後には妻・岡本みね子さんなど家族によるトークイベントを実施する予定。

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