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多摩区・麻生区 文化

公開日:2024.02.09

災いはらい「福はうち」
菅薬師堂も節分にぎわう

  • 境内の土俵を囲む参加者=奉賛会提供

 新型コロナの5類移行を受け、地域のさまざまな催しが再開される中、区内各所で一年間の厄災や邪気をはらう節分行事が行われた。

 菅北浦の菅薬師堂では2月3日、菅薬師奉賛会(廣田健一会長)が主催して節分会を開催。本堂で神事が行われた後、廣田会長ら役員のほか、来賓として招かれた町会の関係者や地元議員らが、地域の風習にならい、「福はうち」だけを唱えながら、本堂の横に設けられた舞台から福豆や菓子の小袋をまいた。10年ほど前から年少者向けの会場とされている境内にある土俵の周りでも、子どもたちをはじめとした参加者がまかれた豆や菓子に手をのばした。

 菅の節分会は1955年から70年近く続いているという。コロナ禍では一般向け開催を中止し、役員だけで実施。今回は4年ぶりに一般の参加者へ呼びかけての節分会となった。会場には地域の住民が大勢集まり、熱気を帯びた。

 廣田会長は、「たくさんの人が来てくれて事故なく無事に開催することができた。元日の能登半島地震により大変な数の犠牲者、避難者が出ている。災いをはらうよう、願いを込めて豆をまいた」と話していた。

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