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公開日:2024.03.01

生田新広場記念植樹
「四季の彩に親しむ樹木」に
区民投票で449票を獲得

  • 20年後の広場のイメージ画像=生田出張所提供

  • 整備中の新広場=2月26日

 市は2月26日、生田出張所新広場(生田小学校下校庭)の整備に伴って行う市制100周年記念植樹の樹木が「四季の彩(イロドリ)に親しむ樹木」に決定したと発表した。3案の中から多摩区民による投票で、総数821票中449票を獲得した。生田出張所の担当者は、「植樹が地域コミュニティの生まれるきっかけになれば」と話している。

 生田小下校庭は一部区画を除き新広場として整備され、2024年度以降は生田出張所が管理する。整備の一環で市制100周年記念植樹を行うにあたり、同所は検討会などを経て、樹種の候補を【1】こどもたちが楽しく遊べる樹木【2】収穫を楽しむ樹木【3】四季の彩に親しむ樹木―の3案にまとめ、2月9日まで約2カ月間、区民投票を実施。結果、最多の449票を獲得した【3】に決定した。

 「春にはヤマザクラ、秋にはイロハモミジなど、季節により異なる花が咲き、いつでも来たくなる樹木」をコンセプトに敷地内3区画へ8種の樹木を配する想定。同所の担当者は「多くの区民投票があり、関心の高さを感じた。安らぎのある落ちついたイメージが選ばれた印象」とし、「樹木の成長と共に土地への愛着を育てていただければ」と期待を込める。

 広場は24年度の供用開始に向けて現在、地面や通路の工事、ベンチや照明の設置といった整備が進められている。今年の秋頃をめどに地域の人たちを招いて植樹セレモニーを開く予定で、市は同時期に行われる全国都市緑化かわさきフェアの機運も高めたい考えだ。

 「コミュニティーは行政だけではつくれない。地域の方々の協力があって生まれる。市制100周年記念の植樹が、新たなコミュニティー創出のきっかけになれば」と担当者は話している。

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