市立岡上小学校(麻生区岡上/齊野裕子校長)の3年生49人が6月12日、岡上の畑で大豆の種植えを行った。
同校の3年生は毎年、地元で納豆の製造・販売を行う(株)カジノヤ(同)の協力のもと、大豆の種植えから枝豆観察、収穫を通し、納豆づくりを学んでいる。
当日は同社の小沢信宏さんから説明を受け、児童たちは畑へ。鳥害防止のために赤く色付けされた「津久井在来品種」の大豆を、1粒ずつ畝に植え、丁寧に土をかぶせていった。体験した児童は「赤い色をつけるのは意外で驚いた。納豆になるのが楽しみ」と笑顔を見せた。種まきが終わった後は、児童からの質問コーナー。「どれくらいの頻度で水をあげるのか」「大豆を納豆にするときに失敗することは」など、子どもたちは元気よく手を挙げ、小沢さんに次々と疑問を投げかけた。
小沢さんは「食育の一環。地元のものに愛着を持ってもらうことで、将来地元で働きたいという子が増えたらうれしい」と思いを語った。
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