連載113 水道メーター取替済のお知らせにご注意を! みらい川崎市議会議員団 こば りか子
水道メーター取替後、適切に空気を抜かないと大変なことになるということをご存じですか?
先日、ある方から、「こどもから『帰宅後、トイレを利用したら茶色い水が噴き出し、トイレが水浸しになった。その後、温水洗浄便座を使ったら、空気と一緒に水が噴出し、壊れてしまった』と言われた。原因がわからず困っていたところ、夜、ポストの郵便物を確認すると、新聞や複数の郵便物に挟まれる形で『水道メーター取替済』のお知らせが紛れるように入っており、そこに『メーター取替後は空気や多少の濁り水が出る場合があるため、水を使用する際には、最初に給湯器が接続されていない蛇口で水を流してから使用する』旨の指示が書かれた紙が見つかり、合点がいった」との声が寄せられました。
工事後の注意事項を明確に伝えるよう要望
水道メーターは計量法により8年以内に交換することが義務づけられています。令和5年3月末現在、本市の給水栓数は81万6千件あり、年間12万件から13万件もの交換が行われています。工事は立会い不要のため、工事実施の約1ヶ月前に葉書で告知し、在宅・不在に関わらず行われます。これ自体は共働き世帯も増えていることから理にかなった手法と考えます。しかし、問題は、工事後、適切に空気を抜かなければトイレや給湯器等の機器の破損に繋がる恐れがあるということです。
葉書には、「取替予定日」「○月○日から○月○日の期間内の1日」「土・日・休日を除く8時半〜17時」とあるのみで、日にちの指定はありません。その下に「取替日・作業内容に関する問い合わせ先」として記載された業者に実際に問い合わせがあるのは、わずか0.3%しかなく、やはり工事実施後のお知らせは重要です。トイレ等機器の故障に関する苦情も寄せられており、昨今は、子どもが最初に帰宅し、トイレや手洗い等、水を使用する可能性が多分にあることから、工事完了のお知らせと注意事項は明確に伝わる仕様へと変更することを求めました。水道事業管理者からは、デザインや内容をわかりやすく改善するとの答弁でしたので、注視してまいります。
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12月6日