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フリースクール関係者ら 居場所の情報サイト開設 「夏休み明け」対策で

社会

公開:2024年8月30日

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参加団体の施設に貼られるポスター
参加団体の施設に貼られるポスター

 夏休みが終わり学校に行けなくなる子どもたちのため、NPO法人多様な学びプロジェクト(高津区)など全国のフリースクール関係者がタッグを組み、特設サイト「#学校ムリでもここあるよ」を9月9日まで開設している。学校や自宅以外で安心して過ごせる居場所の情報を集めたものだ。市内でも順次、居場所の情報を掲載する。

 子どもたちが学校に行きづらくなるタイミングの一つに「夏休み明け」がある。そのため2019年、全国のフリースクール関係者が連携し、フリースクールやカフェ、子ども食堂といった学校と自宅以外の居場所の情報を集めた同サイトを期間限定で開設。毎年、夏休みが終わる8月下旬から9月初めにかけて続けてきた。

 6年目の今年は同法人が主催、「#学校ムリでもここあるよキャンペーン実行委員会」の共催。サイトでは全国のリアルな「居場所」が検索できるほか、近場に見つからない場合の相談窓口も紹介。これまでに「居場所」を利用した子どもたちの声も多数掲載し、子どもの心のSOSに寄り添う情報を集めた。

 学校に居場所を見いだせず不登校の状況にある子どもは全国の傾向と同様、川崎市でも増えており、22年度の調査で小学生1144人、中学生1672人。5年間で小学生が714人、中学生が430人増えている。

 実行委員会事務局の高橋利道さんは「毎年、子どもたちの自死が増えるのが、夏休み明けのこの季節。学校に行けなくても『自分にも行ける場所があるんだ』と思ってもらうことがまず先決」と話している。

 サイトに関する問い合わせは事務局【メール】info@cocoaru.org。

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