多摩区中野島在住で、中野島地区社会福祉協議会(社協)会長の田村弘志さん(88)が8月29日、今年7月に出版した自著『中野島のこんなこと知っていますか』を31冊、多摩区社協へ寄贈した。
中野島出身の田村さんが、同地区社協が発行する情報紙『なかのしま』の2006年7月1日創刊号から「中野島のこんな事知ってますか」と題して続けてきた寄稿などに、カラー写真を添えてまとめた書籍。中野島地域の歴史や変遷、文化、人々の暮らしぶりなどを詳しく紹介するとともに、生まれ育った故郷への田村さんの深い思いが綴られている。田村さんは、「多くの皆さまには遠き良き故郷がおありでしょうが、あなたの子どもや孫にとってはこの中野島が良き故郷。縁あって今、共に暮らす中野島に、少しでも愛着を持つ一助になることを願います」と著書に込めた思いを語る。
田村さんから寄贈を受けた多摩区社協の大澤敏夫会長は、「長く書き続けられてきた努力に敬意を表します。じっくりと読ませていただきます」と謝辞を述べた。
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