意見広告・議会報告
県政報告 54 福井県立の観光施設見学 神奈川県議会議員 小林たけし
昨年8月に所属委員会の県外調査で、福井県庁にて観光施策のヒアリングを行いました。同県は県立の恐竜博物館を誘客の柱としているため、恐竜戦略室長(実在する役職です)から話を聞いたのですが、肝心の恐竜博物館は旅程の関係で見学が叶いませんでした。
そこで個人的に改めて福井県を訪ね、県立恐竜博物館に加えて、同じく県立の一乗谷朝倉氏遺跡博物館に行きました。どちらも長い間埋まっていた恐竜の骨や、戦国時代に越前を領土としていた戦国大名の朝倉氏にまつわる遺跡が掘り起こされることで、今日の観光資産となっています。
北陸新幹線の敦賀駅までの延伸を追い風に、今や恐竜県で売り出している福井県。殺到する観光客によるオーバーツーリズム対策として、シャトルバス運行など混雑緩和に取り組んでいます。一方で福井県での滞在を楽しんでもらうため、新幹線が停車する福井駅には動く恐竜像や駅壁へのイラストを始め、民間企業の店舗にも恐竜モニュメントを設置するなど、街中に恐竜が散りばめられています。
遺跡博物館は山々に囲まれた一乗谷の入口に位置し、近隣の遺跡を巡る出発地点として、観光客を地域全体へと波及させる役割も担っています。
観光が日本の主力産業となる中、誘客と地域社会が観光客を快く受け入れる環境づくりとのバランスに関して、他都道府県の取り組みは大変参考になりました。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
7月11日
7月4日