市政レポート 節電効果は? 川崎市議会議員自民党川崎市連青年局副局長原典之
耐震化・エコ化・ICT(情報通信技術)化を進め21世紀にふさわしい学校づくりを目指す、文科省が提唱する「スクール・ニューディール」構想の交付金を利用し、昨年より市内小中学校25校に太陽光パネルが設置されました。うち24校は、10kw出力の設置ですが、西丸子小学校は唯一100kwもの設置に至りました。
これは、一般家庭が瞬時に消費する約40件分に相当し、年間発電量は約59トンの削減に匹敵します。森林面積に換算しますと16・5ヘクタールに相当し、これは等々力競技場約5つ分になるとのことです。加えて、電力貯蔵用リチウムイオン電池に蓄電し、非常用電源として利用できる他、電力会社に売電ができるシステムでもあります。同校の環境学習室には、発電状況・稼働状況が分かる機器があり、児童にとっては目で見られ体験出来ると高評価だそうです。
省エネ対策は、以前より誰しもが関心を持たれていた事ですが、3・11の震災以降は益々の関心事になりました。今年の夏は節電対策も行われましたが、太陽光パネルと併せて、7月は昨年対比で約69パーセントの削減があったと教育委員会より報告がありました。
これからのエネルギー問題は、エネルギー生産方法・節電への更なる取組み・低消費型設備の開発など様々ありますが、循環型環境社会の実現に向けて、一人一人の取組みで自然豊かな地球環境を作っていく必要があるでしょう。
原典之
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4月19日
4月12日