中原区 社会
公開日:2012.02.03
虚偽の書類作成巡査逮捕を受けて
中原署署長「信頼を回復したい」
自転車盗難事件をねつ造し、容疑者を検挙したとする虚偽の捜査書類を作成したとして、神奈川県警は先月26日、中原警察署地域課巡査の仲田正彦容疑者(34)を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、知人の男性に依頼し自転車を盗ませ、男性を検挙し、虚偽の内容の文書を作成して上司に提出したとしている。
昨年9月、巡回中に無灯火の自転車で走行させて男性を職務質問し検挙。署に連れていったうえで、検察庁に送らない微罪処分とした。”協力した”男性には謝礼として6000円を支払っていたという。
その同時期に、同署地域課の私的な積立金の紛失騒ぎが起き、その調査過程で同巡査の携帯電話の通話記録を任意提出させたところ、自転車盗の男性と通話していることが判明した。
中原署の新井署長は「非常に申し訳ない気持ち。区民の方からの信頼を裏切ってしまったので、署員一同、一所懸命仕事をして信頼を回復したい。警察の原点である『世のため人のため』をもう一度徹底していく」と話した。
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