9月16日は敬老の日。川崎市では「川崎市敬老祝事業」として、長年社会の発展に貢献してきた高齢者に対し、感謝の意を込めて祝品を贈呈している。
対象は、9月15日現在で市内に1年以上在住し、88歳を迎えた人、または99歳以上の人。対象者の自宅に祝品のカタログと申し込み用のハガキが届くので、カタログの中から祝品を選び申し込むと、後日祝品が自宅に届く。品物は川崎市にゆかりのあるもので、88歳が1万円相当、99歳以上が2万円相当となっている。今年の対象者は88歳が3402人、99歳以上が587人。
詳細、問い合わせは市健康福祉局高齢者在宅サービス課【電話】044・200・2651へ。
市内の高齢者数
全国的に高齢化が進むなか、ここ数年は市内でも長生きする人が増えている。市が発表する統計データによると平成24年10月1日現在で、市内には65歳以上の高齢者が25万1888人(人口総数の17・5%)、100歳以上の長寿が472人いる。最高齢は111歳で多摩区在住の女性。
また、中原区内を見ると、65歳以上が3万3539人(同14・1%)、100歳以上の長寿が73人。最高齢は105歳の女性。
市健康企画課では「川崎市では人口は高水準での増加が続いている。特にここ1〜2年は、再開発の影響もあってか中原区の伸びが著しい。そのなかで、65歳以上の老年人口も年に約1万人ずつ増えている。全体が増えているので、高齢者の割合は増えてはいないが、高齢化は着実に進んでいるといえる」と話す。