中原区版 掲載号:2018年3月30日号 エリアトップへ

子どもの貧困、ヘイトスピーチ問題などに取り組む 本田 正男さん 「川崎総合法律事務所」弁護士 57歳

掲載号:2018年3月30日号

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溢れる「正義感」「優しさ」

 ○…川崎市が直面する「子どもの貧困問題」の解消のために力を尽くす。1年前に発足した子どもの貧困市民団体「かわさき子どもの貧困問題研究会」の代表として、市民や市民団体などを交えながら勉強会を定期的に開く。勉強会を通じ、貧困の連鎖解消のためのセーフティーネット作りのための人的ネットワーク構築に勤しんでいる。

 ○…川崎区榎町の「川崎総合法律事務所」の弁護士。「この職業の醍醐味は、依頼者からダイレクトに感謝される点。それがやる気につながり、自分の喜びとして実感できる」と、力を込める。感謝の手紙を受け取ることもあるといい、それらは大事な宝。「棺桶の中に持っていきたい」。嬉しそうに語る姿が印象的だ。主に離婚やDV、男女不平等などの家族問題を手掛ける中、大概、貧困問題が根底にあったことに気付いた。弁護士生活20年の節目を迎え、「地域にお役立てることができないか」。そんな思いからボランティア活動を始めた。

 ○…もっぱらの息抜きは音楽鑑賞。仕事場で、スポーツジムで、生活のあらゆる場面で音楽は欠かせないという。モーツァルト、マーラーからエド・シーラン、ボブ・ディランとジャンルは幅広い。また、「弁護士は総合的な知識が必要」と様々なジャンルの本を複数同時に読む。中学生時代はジョン・レノンにはまり、作家の落合恵子に傾倒。そんな影響もあり、LGBT問題にも関心が深い。

 ○…神奈川県弁護士会川崎支部の支部長を務め、神奈川県弁護士会人権擁護委員会委員長としても活躍。目下、「ヘイトスピーチ規制対策」にも力を注ぐ。ヘイトスピーチの条例化制定に向け、市や議会を訪れては「いつでも知恵を出す」と、働きかけを行っている。「人権を前面に社会活動ができる職業が弁護士。目の前の依頼者の救済と同時に、社会問題の解決を図らねば」。そんな思いが活動の原動力だ。同じ弁護士の妻、2男1女の5人家族。

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