新城神社(中原区新城中町)で今月1日に行われた新城納涼盆踊り大会で、420帳もの新しい提灯がやぐらを彩った。この日訪れた演歌歌手、市川由紀乃さんを応援する地元住民の気持ちが込められ、華やかに大会をもり上げた。
これまで使われてきた提灯は、作製から15年以上が経ち劣化が目立っていたという。管理する新城盆踊り保存会が提灯の新調を検討する中、演歌歌手の市川由紀乃さんが今年も盆踊り大会に訪れることが決定。市川さんの歌手デビュー25周年の祝いを込めて、地元住民に提灯の協賛を募った。
当初は「やぐらを囲うために必要な250帳」を目標にしていたが、それを大きく上回る420帳の協賛が集まった。急きょ、浅草の職人に依頼し、一つ一つ手書きでスポンサー名と「祝25周年市川由紀乃」と記し、「紅白出場」にかけたデザインの提灯が完成した。
地元の大歓迎を受け登場した市川さんは「こんなにたくさんの提灯でお祝していただき感激」とコメント。暑さでにじむ額の汗を拭いながら、ヒット曲「由紀乃太鼓」など全3曲を熱唱した。また、提灯のお礼にと市川さんが持参した、故郷・埼玉県秩父地方の氷で作ったかき氷が来場者にふるまわれた。
市川さんが新城神社の盆踊り大会に登場するのは今年で4年目。同じキングレコードに所属し地元で日本舞踊の普及に努める静和会の会主、若柳吉佐さんとの縁がきっかけ。市川さんに「川崎の母」と慕われる若柳さんは、「地元が一体となり応援できたことが嬉しい。皆さまに感謝したい。由紀乃ちゃんも2年前に紅白に初出場してから日々多忙なスケジュールの中でも、新城に来ていただきありがたい」と話した。
この提灯は、今後の盆踊り大会で使われる予定という。
中原区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|