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中原区 人物風土記

公開日:2018.09.28

国際交流センターのセンター長を務める
北沢 仁美さん
幸区在住 60歳

地域と外国人の架け橋に

 ○…外国人相談窓口、国際交流の促進という役割、様々な催しを手掛ける国際交流センター。就任から約4カ月が経ち「民間交流団体などボランティアの方々がとても熱心。市民の手で支えられている」と実感を口にする。「広場ではお弁当を広げる方がいたりして、憩いの場にもなっていますね」。7月の『インターナショナルフェスティバル』では外国人をもてなそうとする市民の行動に感銘を受けた。「本当に良い所。会う人たちにこの魅力を伝えていけたら」

 ○…民間企業に勤めた後、市役所に入庁。区役所でまちづくりの担当をした時に、公務員としてのやりがいや厳しさを学んだという。仕事だから参加しているんだろうと辛らつな言葉を受けたこともあった。それでも「住民の方が街を良くしたいとする熱い思いを受け止めて、なんとか答えたいという気持ちがしみつきました。市民の方に育ててもらったんですね」

 ○…川崎区の出身。幼少の頃はドッジボールやテニスなど外で遊ぶことが好きだった。弟二人の面倒を見ることもあり、「お姉さんとしてはしっかりしていたかな。両親の言う事は聞かないけど私の言う事は聞いていた」と昔から頼りがいのある姉御肌。社会人になってからもテニスは続け、「日本の文化を知りたい」と着物の着付けや茶道を学んだこともある。

 ○…大規模災害発生時、外国人のために災害時多言語支援センターとしての役割を果たす。「何か起きた時に助けてもらえる場所として存在しなくてはならないが、今はどこで大きな災害が発生するか分からない」と課題を挙げる。「いざという時は各機関と連携をとり、より機能を発揮できる施設として整備していきたい」。地域住民と外国人から信頼される街の拠り所をめざす。

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