中原区版 掲載号:2018年12月14日号 エリアトップへ

川崎市 マイスター、中原区から3人 技術きわめ後世へ

文化

掲載号:2018年12月14日号

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 川崎市は今年度の「かわさきマイスター」認定者を発表し、中原区からは左官職の小金井義雄さん(66)、樹脂成形の春山昭夫さん(74)、製缶・溶接の矢部功さん(64)の3人が選出された。

 小金井さんは小金井左官工業所を経営。建築物の内壁・外壁の下地塗りから仕上げ塗りまで行う。現場は戸建てやマンション、古民家の修復まで幅広い。漆喰仕上げ工法や研ぎ出し工法など左官の伝統的工法を身に付け、多種多様な現場に対応する。最近では多摩区にある築100年以上の古民家を施工。伊勢砂を使った洗い出し工法や漆喰仕上げ工法で、古民家の雰囲気を保つ改修を行った。「クロスを貼る人や次の職人がやりやすいように。『他の人を楽にするから仕事なんだ』という父の教えを胸に取り組んでいる。伝統工法を後進にも引き継ぐことで日本家屋の伝統を残したい」。

 春山さんは松栄産業(株)で37年従事。携帯電話やテレビ、パソコンの液晶画面に使用される半導体デバイスの製造周辺装置を製造している。なかでも技術が必要とされるのが、半導体製造の過程で用いられる薬液を処理するタンク。大きさは2リットル〜20リットルのものまでさまざまだ。塩化ビニール板をガスバーナーであぶり、手作業で徐々に円筒状に曲げ形成していく。「再加工が許されない一発勝負。その緊張感の中でより良い方法を探ってきた。後進の社員には今までの経験を伝えていきたい」。

 矢部さんは(株)仙崎鐵工所で48年勤務。上下水道や産業排水の脱色・消毒などに用いられるオゾン発生装置や、電気機関車の筐体など大きな製品を高い溶接技術で作り上げる。多くの図面を見ながら、それを再現するための工夫が腕の見せどころ。図面には表れない金属の変化を想定し作業する。季節や熱による影響で金属の伸縮具合が変わるため、その補正方法を肌で習得してきた。「いかに図面に近づけて再現できるか、そのための改善点を毎回考え次に活かす」。矢部さんのぶれない姿勢は後輩社員の目指すべき手本にもなっている。

 同認定制度は今年度の認定者を加え、73種101人を認定している。

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