上小田中在住の山尾兄弟が今夏、快泳を見せた。ふたりは上平間と溝口(高津区)にある水泳教室、NECグリーンスイミングクラブに所属。兄、隼人選手(桐光学園3年)は高校総体(インターハイ)100m平泳ぎ種目で優勝。弟、利樹人選手は全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会200mフリーリレーに出場し、大会新記録をマークし優勝を果たした。
自身初の高校総体制覇に隼人選手は「優勝は素直に嬉しい」と話す。同時期に開催された世界ジュニア水泳選手権大会の出場を目指していたが、春の代表選考会で敗退。総体では「納得できるタイムを、と人一倍強い気持ちで挑んだ」という。
優勝タイムの1分1秒03は日本水泳連盟が定めるインターナショナルジュニアエリートAを突破するもの。今後、強化選手として同連盟が主催する合宿などに参加できる。今シーズンから取り組む新たな泳法は「まだ6割の出来」。だが「理想の泳ぎに近づいてきている」と手応えも。「来年はオリンピックイヤー。その雰囲気を感じ、日本選手権の決勝戦に残れるレベルにあげていく」と力強く抱負を語る。
利樹人選手(大谷戸小6年)は200mフリーリレーに第2泳者として出場。「予選を1位で通過したので優勝する自信はあった」と利樹人選手。チーム最速タイムで2番から首位に順位を上げ、後泳者がリードを守り切った。タイムは大会記録を1秒以上更新する1分45秒71。春大会に続く2連覇に貢献した。
利樹人選手は今大会の結果で日本水泳連盟の「エリート小学生」に選ばれ、強化合宿に参加する。現在、練習ではバタフライと自由形に注力する。「来春大会の50m、100mバラフライで2冠。100mは学童記録も狙う」と目標を定める。
200mフリーリレーは岩瀬智也選手、小山雄大選手、秋山真颯選手が出場した。
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