川崎市は先月末、「小杉駅北口駅前まちづくり方針」案を示した。駅前広場の再編整備を周辺の民間の土地開発と連携して行うとし、ペデストリアンデッキの整備を明記。市コンベンションホールのデッキへつなげ、「快適に歩いて暮らせるコンパクトなまち」を目指す。
整備の対象区域は、武蔵小杉駅北口駅前広場から、コインパーキングとして利用されているホテルザ・エルシィ跡地と旧NECビルまでを含む約1・5ha。魅力ある駅前にするため、小杉ビルを含めた民間敷地の開発と連携し、バスロータリーの拡充や自動車と歩行者の安全な通行環境を確保する。このほか、イベント等を行える広場を公開空地として確保することや歩道橋のバリアフリー化、災害時の帰宅困難者が駅から溢れてしまった場合の滞留スペースの拡充なども盛り込んだ。現在駅前広場では利用者増加に伴い、バス待機者の長蛇の列や等々力緑地への臨時バス運行時に乗場スペースがないことなどが指摘されている。
市担当者によると、今年7月頃に方針を決定し2、3年後に具体的な計画を発表。着工から概ね10年間で完成する予定。
北口駅前の商店街・小杉北一番街の斎木貴会長はデッキについて「歩道橋が大きくなるだけでは魅力的でない。ニューヨークのハイラインパークのように、人と街をつなぐ、緑豊かな空中庭園のような遊歩道を目指したい」と話している。
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