神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2020年7月24日 エリアトップへ

川崎市剣道連盟の第9代会長に就任した 小山 則夫さん 私立桐光学園教諭 62歳

公開:2020年7月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

剣で学び、高みを求め

 ○…小4で剣道を始め指導者となり約40年。「剣道を学ぶのではなく剣道で学ぶんだ」――。礼儀を重んじ、相手を尊重し、声を出して精神でぶつかり合う。人生のあらゆることに通ずる奥深さを、生徒だけでなく一般の剣士とも共有していきたい思いだ。「お互い前進できるような稽古をしていけたら」と穏やかな表情を見せる。

 ○…「若い頃は試合に勝てばいいと生徒にムチ打って指導していた」。そんな考えが変わったのは、8段審査に挑んだ時。最年少の46歳で上り詰めたものの、「合格率1%」の壁は想像以上に高く幾度も阻まれた。「剣道とは何か。一生かけても分からないのでは」。そう感じ始めた50歳で念願の合格を果たしたが、喜びと同時に新たなスタートラインに立った心境だった。「もっと勉強しろと言われているような気がして」。謙虚な姿勢で、無限の高みを求め、今も前を向く。

 ○…長野県飯山市生まれ。少年時代の思い出は近所の仲間との外遊び。「体が大きい上級生によく『鬼』にさせられて、夕方になると置いてけぼり。いつかやっつけてやろうと思って」。そんな理由で始めた剣道だったが、高校で県優勝しインターハイに出場。国士舘大学を経て、桐光学園の教員に。今や教え子は多方面で活躍。「振り返ると生徒最優先でやってきた。3人子育てしながら寛大に見守ってくれた妻には頭が上がらないね」

 ○…全国や県の連盟でも高段者の指導や大会運営などを行ってきたが、今年は軒並み中止に。それでも必要に迫られ始めたオンライン交流が安らぎの一つ。「仲間と飲んでいると数百円のビールも数万円に感じる」。いつも堪えない相手への感謝の念。「剣道をやらせてもらい今がある。その恩返しをしていきたい」

中原区版の人物風土記最新6

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

高津区在勤 32歳

3月29日

小林 規一郎さん

「100Kmウォーク」のイベントを企画した、ブレーメン通り商店街青年部長

小林 規一郎さん

木月在住 48歳

3月22日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区在住 20歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市在住 59歳

3月1日

福田 知也さん

デビュー21年目にして川崎競輪「桜花賞・海老澤清杯」の決勝に出場した

福田 知也さん

川崎区在住 41歳

2月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook