中原区内で空き巣被害が増加している。昨年1年間は、前年比8件増の32件。今年もすでに、7件(前年比1件増)が報告されている。外出自粛によるテレワークの普及で在宅率が高くなり、神奈川県内での空き巣被害は半減。一方で、中原区では増加傾向が続いていることから、中原警察署は注意を呼びかけている。
中原署によると、昨年は1、2月に集中的に発生し、8月以降に再び毎月2〜4件の被害が報告された。今年は1月に2件、2月には5件発生(26日時点)。増加の要因について中原署の担当者は、「たまたま空き巣犯に中原区が狙われた」と話す。
一方、神奈川県内でみると、昨年1年間の空き巣発生件数は、前年比674件減の744件と半数近く減少。新型コロナが流行し始めた昨年3月から激減した。今年も1月末時点で53件(前年比87件減)と減少傾向は続く。中原署は、外出自粛でテレワークが普及したことで在宅時間が長くなったことが、減少の主な要因とみている。
施錠しても「侵入」
今年、中原区内で発生した空き巣の手口は、窓ガラスを割られたケースが5件、玄関ドアの解錠が2件。中原署の担当者は「窓から侵入することが多く、しっかり戸締りをしていても被害に遭ってしまう」と話す。自宅の防犯対策として、割れにくい防犯ガラスや人感センサーの導入を挙げる。長期間自宅を不在にする場合は、雨戸を閉めることも対策になるという。中原署のウェブサイトにも、毎月の発生状況や防犯対策がまとめられている。
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