神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2021年3月12日 エリアトップへ

5台目の移動採血バスを先月、県赤十字に寄贈した(株)織戸組の代表を務める 織戸 一郎さん 田尻町在勤 66歳

公開:2021年3月12日

  • X
  • LINE
  • hatena

「献血」で受け継ぐ奉仕の心

 ○…半世紀にわたり献血活動に尽力する(株)織戸組。先月、県赤十字に5台目の移動採血バスを寄贈した。活動を始めたのは創業者の祖父で、交通事故が多発し献血の重要性を感じたことがきっかけ。先代の思いを継ぎ、自身の代では年に一度の集団献血を開始した。難病の子を持つ親が来社し、「いつも子どもが輸血で助けられています」と感謝の思いを伝えられたことも。「献血の重要性と活動の価値を再認識した。何十年先も協力できる会社でありたい」と誓う。

 ○…砕石業などを手掛ける同社の社長に就任して12年。山を切り崩す事業に対し「自然破壊だ」との批判に、環境問題への意識を高め、跡地での太陽光発電事業を開始。「土地の有効活用は、環境にも優しいし会社の利益にもなる。地域貢献を続けるためにも業績は上げないと」と意気込む。同じ経営者として祖父を尊敬し「遊び心に富んだ人。真面目ばっかりじゃ成功できないと学んだ」と背中を追う。

 ○…平間で生まれ育つ。幼い頃は平間銀座商店街で月に3回行われていた縁日が好きで足しげく通った。「昔に比べて寂しくなった商店街だけど、愛着は変わらない。穏やかで良いところだよ」と微笑む。4人の孫はよく遊びに来るが「子守りは2時間が限界。元気が良すぎてついていけないよ」と苦笑い。

 ○…集団献血時には、地元の飲食店から弁当を購入し協力者に配布するなど、地域貢献にも抜かりがない。一昨年からは地域住民の協力者が増え、地元との結びつきが強くなったと喜ぶ。目標は高校で集団献血を実施すること。「献血は気軽にできる社会貢献。若いうちから参加して、立派な社会人への一歩にしてほしい」と未来に思いを込める。

中原区版の人物風土記最新6

鹿島 連(むらじ)さん

中原消防団の第20代団長に4月1日付で就任した

鹿島 連(むらじ)さん

下小田中在住 62歳

4月26日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月19日

佐藤 智宏さん

第58代目の中原警察署長に、3月19日付で就任した

佐藤 智宏さん

区内在住 56歳

4月12日

トニー クルーズさん

火災予防ポスターをデザインして中原消防署から感謝状を贈呈された

トニー クルーズさん

新丸子東在住 53歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

高津区在勤 32歳

3月29日

小林 規一郎さん

「100Kmウォーク」のイベントを企画した、ブレーメン通り商店街青年部長

小林 規一郎さん

木月在住 48歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook