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向河原のこども食堂 感染避け、ラーメンで支援 人気店が協力 公開空地を活用

コミュニティ社会

掲載号:2021年4月23日号

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公開空地でラーメンをほおばる子どもたち
公開空地でラーメンをほおばる子どもたち

 向河原の子ども食堂「ふれあい食堂」が4月15日、全国展開するラーメン店「一風堂」の協力を得て、子どもたちにラーメン120食を無料で提供した。NECの公開空地を会場にすることで、子どもたちに密を避けた食事支援を提供する新たな試みとなった。

 働く保護者への支援や孤食の回避、温かな団らんを通じた交流などを目的に、無料や安価で食事を提供する子ども食堂。今回は向河原で活動している「ふれあい食堂」が主催した。一風堂がキッチンカーを会場に配備し、温かい豚骨ラーメンを提供。当日は密をさけるため、時間帯をずらした予約制にし、希望者はそのまま持ち帰ることもできるようにした。

 初めて参加したという高木里恵さん(35)は「今まで子ども食堂を知らなかった。働いているので、とても助かる。子どもたちが楽しめるのもいい」と感謝。息子の秦太朗くん(6)は「たまごのトロトロが美味しかった」と話した。

 開催のきっかけは、一風堂を運営する力の源ホールディングスが外食が敬遠される現状を打開するため導入したキッチンカー。商売以外の活用として、全国の子ども食堂の支援を手掛けるNPO法人「むすびえ」に声をかけた。

 同社で広報を務める中村緑さんは「キッチンカーと子ども食堂は相性がいいと感じる。今後も地域コミュニティを大事にする活動をしていきたい」と話した。

街の広場コロナで活路

 ふれあい食堂代表でむすびえにも所属する常田美帆さんは「(一風堂から)ラーメン提供の申し出があり、キッチンカーが来られる場所として、向河原駅前のNEC公開空地を思いついた。感染対策としてもよいと思った」と振り返る。

 NEC公開空地は地域と企業と行政が連携して活性化させる様々な試みが行われており、以前から街の広場としての活用が模索されてきた。

 複数の子ども食堂でスタッフを務める安西巻子さんは、公開空地での子ども食堂開催について「活動を知ってもらう機会になる。困っている人に届くよう、区内の他団体とも協力して開催できるといい。公開空地の利用制限もあるが、ルールを決めることで使いやすい場になるのでは」と期待を寄せる。

 区内の子ども食堂は木月や新城など各地で活動していたが新型コロナの影響で自粛したり、弁当配布や持ち帰りなどの対応にとどまっていた。

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