中原区 社会
公開日:2021.05.21
区内4RC
こども食堂などへ支援金
コロナ下での活動難受け
社会貢献や奉仕活動などに取り組む中原区内の4ロータリークラブ(RC)がこのほど、地元のこども食堂などの活動に対し支援金を寄付した。この取り組みは、4RCが所属する国際ロータリー第2590地区(横浜・川崎)による、新型コロナの影響で活動難に陥る各地域の施設への支援活動として行われた。
活動認知され「嬉しい」
川崎北RC(松山直樹会長)は5月12日、子どもたちの学習支援などを手掛ける認定NPO法人キーパーソン21(朝山あつこ代表)にパソコン2台と活動費、地域食堂てらこみーるに支援金を贈った。朝山代表は「パソコンは必需品。地元企業のご協力を得ながら、子どもたちを支援していきたい」と話し、地域食堂の大澤洋子副代表は「私たちの活動を知ってもらえたこと自体が嬉しい」と思いを込めた。松山会長は「それぞれの活動に役立ててもらえれば嬉しい」と話した。
「食を楽しんで」
川崎中RC(伊藤稔会長)は5月8日、障害児者を支援するNPO法人くるみ―来未(太田修嗣理事長)に支援金を届けた。太田理事長は施設の歩みを伝え、定期開催している地域食堂に寄付金を活用したい考えを伝えた。伊藤会長は「発達障害のある人は気軽に外食することも難しいと知った。(支援金で)多くの人に食を楽しんでもらえたら」と期待を寄せた。
一人親家庭への支援に
川崎中原RC(小林正樹会長)は木月キッチン(時田正枝代表)への寄付を決め5月10日に訪問。一つひとつ弁当づくりに励む施設スタッフの姿を目にし、小林会長は「子どもたちのための素晴らしい活動。支援できたことに喜びを感じる」と話した。同施設は、一人親家庭への支援を夏頃から強化していくとし、時田代表は「その運営費に充てたい」と伝えた。
子ども喜ぶメニューを
新城の地域食堂めさみーる+(前田瑞穂施設長)へ、5月13日に寄付した川崎とどろきRC(内野徹会長)。コロナ下の孤食を防ぎ、食を通じた交流を継続しているという前田施設長は「寄付金は食材の購入に充て、普段提供できていないメニューで子どもこどもたちを喜ばせたい」と謝意を示した。内野会長は「こども食堂の必要性を改めて感じた。今後も支援したい」と話した。
こども食堂は無料や低価格で子どもや保護者らに会食の機会を提供しており、市内各地で広がりをみせている。かわさきこども食堂ネットワーク(佐藤由加里代表)には30施設が参加(5月17日時点)。現在、市内参加施設のマップ作りを進めており、今秋までに完成させたいとしている。
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