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市民ミュージアム取り壊し 日程は未定 移転再建へ

文化

掲載号:2021年9月10日号

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現在休館中の同館
現在休館中の同館

 川崎市市民ミュージアムが等々力緑地から姿を消す――。令和元年東日本台風で被災し、約2年にわたり休館中の川崎市市民ミュージアムの取り壊しが、8月30日の川崎市議会文教委員会で報告された。日程や詳細は未定。再建は「移転ありき」で検討され、跡地利用については「等々力緑地再編整備実施計画」内に組み込まれる。

 浸水被害を受け川崎市は、同館の被災後の方向性を検討するため昨年7月に「市民ミュージアムあり方検討部会」を設置し、外部有識者らで議論を進めてきた。同部会は、立地や構造耐力などの観点から新施設は「現施設・現在地でのミュージアム機能の再開は行わないこと」「被災リスクのできるだけ少ない場所に設置すること」を市長に答申していた。

 市担当者によると、取り壊しは決定したが時期や工程は未定で、入口前の広場に設置されているトーマス転炉や館内にある手塚治虫らが手掛けたオブジェなどの対応も決まっていないという。

 同館に作品32点を収蔵し、31点が被災した日本画家の大矢紀さん(85/麻生区在住)は取り壊しは「仕方ない」とし、「立地を決めた当時の方々の認識が甘かったということ。行政職員の中に芸術展示のプロがいなかったのでは。収蔵庫が地下にあったことは論外だが、地上階にある郷土史展示はこどもたちのためにも残してもよいのでは」と話す。

「基本的考え方」公表

 川崎市は検討部会の答申を受けて8月30日、移転・再建に向けた「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方(案)」を公表。博物館と美術館を融合したミュージアムとしての再建を前提として検討すること、被災リスクの少ない場所への設置などが示された。

 市は今後、2022年度以降に「基本的な考え方」に基づく「基本構想」を策定した後、時期などを具体的に示す「基本計画」を策定するとしている。現在、「基本的な考え方」について意見公募を行っている。
 

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