川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)=高津区=は今月、女性のための無料相談ダイヤルを開設した。
新型コロナ感染拡大が、女性にさまざまな影響を及ぼしているとされる中、不安や悩みを聞き必要な支援制度などを紹介することが目的。同センターでもDV相談が増加していたことも踏まえ、開設に至った。
担当者によると、昨年4月から12月に寄せられた相談件数は5179件で、うちDV相談は322件。今年4月から9月の時点のDV相談件数は345件にのぼり、すでに昨年を上回っている状況だという。担当の佐藤翠さんは「外出の自粛が緩和されたことで電話しやすくなったのも一因では」と推察する。
相談ダイヤルでは、コロナの影響による仕事や暮らしの不安、悩みなどに対応。相談員が聞き取りし、必要に応じて支援制度や相談先を紹介するほか、同センターで行っている無料のキャリア相談や講座の紹介にもつなげる。「何から相談していいかわからないという方も、センター全体でサポートするので気軽に電話してほしい」と佐藤さん。「フリーダイヤルをきっかけに、必要な支援を一緒に考えていけたら」と同センターの荒川泰輝さんも話す。
フリーダイヤルは【フリーダイヤル】0800・800・1700で、来年1月30日(日)まで、祝日と年末年始(12月29日〜1月3日)を除く毎週金曜午後3時から8時、日曜正午から午後5時に開設。対象は川崎市民の女性で、通話料、相談料は無料。(問)【電話】044・813・0808
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|