中原区 社会
公開日:2023.02.17
自治会館跡地に交流拠点
「農・食・健康」テーマに
名称は「コスギ アイハグ」
府中街道沿いにあった川崎市総合自治会館の跡地で建設が進んでいる複合施設の開業日が、3月25日(土)に決まった。川崎市と東レ建設(株)が二ヶ領用水に隣接した立地を生かし、多世代が集う交流の拠点として整備しており、地域の活性化に期待が高まる。
開業に先駆け、同社のホームページで募集していた施設名が先月発表され、「KOSUGI iHUG(コスギ アイハグ)」に決まった。「集まる」「憩う」「育む」の頭文字を繋ぎ合わせた名称で、さらに、「抱きしめる(HUG)」という意味を加え、多様なコミュニティーを育む場所でありたいという思いが込められた。
コスギアイハグは、川崎市と東レ建設(株)の官民連携でコミュニティーの形成や賑わいの創出などを目的に取り組んできた事業。「農・食・健康」をテーマにした複合施設で、2棟の2階建ての建物と芝生広場、農業が体験できるシェアリングファームが整備される。
食をテーマにしたアウトドアダイニング棟は、地元や全国各地の食材を販売。店内のグリル付テーブルで購入した食材や施設内の農場で収穫した野菜などを調理し食べることもできる。川崎北部市場と連携しファーマーズマーケットなどイベントも予定している。また、健康をテーマにしたウエルネスリビング棟には、宿泊機能付きの産前産後ケア施設をはじめ、子育て家族を支援するクリニックや薬局がオープンするという。
東レの広報担当者は「子どもからお年寄りまで、気軽に立ち寄れ楽しめる施設を目指している。地域のイベントや祭りなどにも協力していきたい」と話した。
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