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中原区 社会

公開日:2023.02.24

中原桃の会
川崎発祥の「桃の木」寄贈
「後世に伝えたい」

  • スコップで土をかける園児ら

  • 植樹する板橋区長と松原会長(右)

 中原区制50周年を祝い「二ヶ領用水・中原桃の会」(松原成文会長)が区に桃の木を寄贈し、2月17日に区役所中庭で植樹式を行った。

 植樹したのは、明治から大正初期にかけて川崎区大島で生産されていた川崎発祥の桃である「伝十郎桃」。工業化で一時姿を消したが、2013年に接ぎ木からの結実に成功し復活した。

 植樹式には、板橋茂夫区長や関係者、中原保育園の園児が参加。区役所の中庭に用意された苗木の根本にスコップで土をかけた。

 松原会長は「川崎市制90年のときに、中原区の木を公募で募り、桃に決まった。昭和の初め頃まで日本一の桃の生産地だった。中原区の歴史を伝えていきたい」とあいさつ。板橋区長は「川崎生まれの桃を大切に守り育てていきたい。来年の春に花が咲くのが楽しみ」と話した。

 二ヶ領用水・中原桃の会は、中原区が桃の産地だったことを後世に伝えるため、1985年から活動している団体。区制40周年のときには「源平枝垂れ桃」を区へ寄贈している。

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