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中原区 政治

公開日:2023.05.26

”私服”のひととき
市議選・中原区 当選者の横顔【4】

 本紙では4月9日に行われた統一地方選挙で中原区から当選した議員のプライベートや素顔、今後取り組むべき課題などを紹介。今回は、重冨達也さん、市古次郎さんです。

重冨達也さん(無所属)

 「土に触れ、ろくろを回しているときが幸せですね」。1年前から始めた陶芸に夢中になっている。軟らかい土は扱いやすいが崩れやすく、固い土には苦労するがしっかりしたものが作れる。「無心になれるかと思ったら、意外と考えることが多くて」と苦笑い。

 自作のグラスで傾けるのは焼酎や日本酒。周囲からは甘いもの好きのように見られることが多いが、酒の強さには自信がある。自身は中原区で生まれ育ったが「両親が九州出身なので、その血を受け継いだのかも」。

 大の飛行機好きで、高2で飛行機の整備士を目指した。大学生の時は「鳥人間コンテスト」のパイロットになったことも。羽田空港の第1ターミナルにお気に入りの場所があり、本を持ち込んで旅立つ飛行機を眺めながら5時間ほど過ごすこともあるという。 

 小さいころに通った地元の英語劇教室での経験から、年齢を問わず誰とでも気軽に話せる性格になったと分析。選挙に立候補できる25歳まで、人間力を養い、汗をかいて得た給料から納税することを実感したいと、塾講師として働いた。

 3期12年の活動ビジョンを描き、3期目を迎えた今、「ここまで8年間でやってきたことの集大成を見せる4年になると思う。仲間を増やし、若手の育成にも力を入れていきたい」

市古次郎さん(日本共産党)

 野球少年だった経験を生かし、苅宿こども会の少年野球のコーチとしてサポートを続ける。顔を出す機会は少し減ったが、会うたびに子どもたちの成長には驚かされるという。「やっぱり一生懸命にスポーツに取り組む姿を見るのはいいですね」。プロ野球選手になることが夢だった小さいころの自分を重ねる。

 最近、就寝する前のちょっとした楽しみが「たき火動画」を見ること。「燃えている炎をただ眺めているだけで心が癒やされるんです」とほほ笑む。高校生になった長男、中学生の長女は共に学校と部活に忙しく、一緒に出掛けることもなくなった。「いつか家族でキャンプに行って、本物のキャンプファイヤーを楽しんでみたい」と父親の顔をのぞかせる。 

 政治に興味を持ったのは、働きながら劇団員として活動していた20代のとき。差別など社会性のあるテーマを演じる劇で、台本を書くために歴史や問題背景を調べるうちに視野が広がった。会社員だった経験から、働く世代が社会や政治、地域活動にまで気を配れない状況もよくわかる。同世代に対し、議員としてできることは何かを考える毎日だ。武蔵小杉や平間の駅前で行う100人アンケートはこれからも続ける。「声を上げることが大切。同世代の身近な存在として、市民の声を届けていきたい」

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