中原区 政治
公開日:2023.06.02
”私服”のひととき
市議選・中原区 当選者の横顔【5】
本紙では4月9日に行われた統一地方選挙で中原区から当選した議員のプライベートや素顔、今後取り組むべき課題などを紹介。今回は、松原成文さん、末永直さんです。
松原成文さん(自民党)
「大正テレビ寄席」「お笑いタッグマッチ」―。小学生の頃、白黒テレビで放送されていた落語を観るのが楽しみだった。今も心身を充電させたい時、気持ちをリセットしたい時は、浅草や渋谷の演芸場に足を運び、独りで落語に浸る。「演者と観客との間合いや会場の空気感は、やっぱりテレビとは違う。特に真打ちは別格だよね」。その世界に惹かれるようになり、いつしか親交のある落語家も増えた。「多くの人に魅力を知ってほしくて。落語のおかげで人の話を聞けるようになったかな」と笑う。
古本屋巡りも趣味の一つ。大学時代によく通った神田の古書店街には、今も時々訪れ気に入った本があれば購入する。「旧暦の時代に身を置く気持ちで本を開き、作者や当時の人に思いを馳せると、何だか心が洗われて。古本独特の匂いも嫌いじゃない」。最近は戦記文学の平治物語や世阿弥の風姿花伝などを手にしその世界に入り込む。
ローラースケート、サーフィン、スキー…学生の頃に流行った遊びはひと通り経験。テレビ番組を真似し小2でヒッチハイクしたことも。「今思うと怖いね」。挑戦して得た経験と多くの人との出会いが、今の議員活動にも生かされている。南武線高架化、大都市制度や脱炭素社会の実現など、議長時代の人脈もいかし6期目の舵を切る。
末永直さん(自民党)
コロナの自粛期間中、国土交通省が認定するドローン(無人航空機)の操縦免許を取得した。専門学校でパイロットから講義を受けるなどし、知識や技術を習得。「二度目の試験で何とか合格できました」。今は、地元・井田や三浦半島、故郷・佐賀の金山(=写真右下)、大河ドラマの影響を受け戦国武将の戦地などにマイドローンを持ち運び、許可を得て上空からの眺めを楽しむ。
ドローンに興味を持ったきっかけは、川崎市総合防災訓練への参加。災害時に土砂やがれきに覆われ人が立ち入れない状況でも、ドローンが人命救助につながることを学んだ。「まさに地域に役立つ技術だなって」。政治での活用だけでなく、物流、農薬散布、人文字の空撮、太陽光パネルの点検、スズメバチの除去など、ビジネスでの可能性にも期待を込める。
休日は、1歳の息子との時間も楽しみの一つ。「井田公園の滑り台の階段を一人で上れるようになって」と、日々成長を実感。子育て方針は「やりたいことを自由にやらせてあげる」。「私もそうなので」と苦笑い。
市議3期目に臨む今、苅宿小田中線(関東労災病院横)のアンダーパス化、南武線立体交差事業など、まちづくりを課題の一つに掲げる。「小さな声を行政に届けることが私の使命。誠実に謙虚に、市民のために」―。
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