市政報告vol.98 9月議会まちづくり報告 川崎市議会議員 末永 直
川崎市議会令和5年第4回定例会が本日で閉会致します。中原区の取組を二点ご報告致します。
1.労災病院前道路アンダーパス化工事
まず、議案第131号、中原区内都市計画道路苅宿小田中線3期道路築造(立体交差化)工事請負契約の変更についてです。約4億円余りもの追加予算が計上され、予算額が31億円余りに増加しました。当初の予算額は24億円余りでした。安全対策や地盤沈下対策などが必要になりました。契約変更は今回で5回目となり、令和6年3月31日までに完成するかどうかに疑念が生じました。10月6日のまちづくり委員会で本議案の採決に向けて質問しました。改めて、担当課長は「工期内の完成を目指す」と答弁しました。
また水害などに対応するため、176㎥の水に耐えることができるとの回答がありましたが、令和元年の東日本台風のような大雨時には厳しい状況となる可能性があるため、大雨時の適切な対応について要望しました。
さらに、車が頻繁に線路沿いを通り、オズ通りへ侵入しようとする問題についても言及しました。しかし、ブレーメン通り・オズ通りは正午から車の通行が禁止されるため、車は通行できません。このため、車がバックして戻る状況が発生しており、安全上の懸念があります。そのため、注意を喚起する表示の必要性についても訴え、要望しました。また地元の要望に応え、落書き防止のために落書き防止塗料などに2200万円の予算が計上されたことも報告されました。
2.(仮称)西加瀬プロジェクト
9月22日の決算審査特別委員会まちづくり分科会で質問しました。(仮称)西加瀬プロジェクトは民放で放映され、話題となっていますが、民間事業者が自社の土地に法令に従って物流施設などを建設するプロジェクトであり、本市は建設に関与することはできません。令和6年度に本体工事が開始され、令和8年度に工事が完了する予定であると事業者からの情報が得られました。本市は地域への貢献を目指して、事業者と協議し、当該用地に都市計画を適用し、地区施設として公園や広場などの建設を促進しました。事業者からは「地域の住民の利用を想定したスーパーマーケット、スポーツ施設、防災倉庫、会議スペースなど」との回答がありました。スーパーマーケットについての言及は初めてでした。また地元から求められた、建設予定の施設に「西加瀬」の地名を残す要望も伝えました。なお、9月15日から28日にかけて行われた都市計画原案の縦覧に対する意見は一切寄せられなかったとのことです。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日