神奈川県ハンドボール協会主催の「神奈川県中学生新人大会」が11月25、26日に横浜市で行われ、女子の部は宮内中、男子の部は西中原中が優勝した。両チームともに、ミスの原因をそのままにせず解決することが結果につながった。来年3月に富山県で行われる全国大会に男女そろって出場する。
堅いディフェンスで
決勝で生田中に14点差で勝利し、初の県大会優勝、そして全国への切符をつかんだ宮内中の特徴は鉄壁なディフェンス。相手に主導権を握らせないプレーを県大会でも発揮した。練習から意識してきたのは、全員が得点をねらい、ポジショニングと正確なパスや的確なシュート。全国制覇を目標に掲げ、日々取り組んできた。
部長の岡野美花さん(2年)は「初の全国大会でうれしいけれど、『当たり前に勝つ』気持ちで臨みたい」と意気込み、顧問の林祐輔さん(42)は「先輩や保護者に感謝の思いを背負って戦い、恩返ししていきたい」と力を込める。
「守って速攻」生かし
西中原中はクラブチームの川崎生田アンドバルを21―18で下し、7度目の全国出場を決めた。
ディフェンスからの速攻を持ち味に、素早い攻撃で得点を重ねた。「日本一」になるため、うまくいかなかったところは生徒たちがその場ですぐに分析し、改善することを心掛ける。
部長の新見壮暉さん(2年)は「去年も優勝していたので、プレッシャーを感じながらの試合だった。勝ち負けより試合の内容にこだわり、全国制覇へとつなげたい」と先を見据え、監督の大房勝則さん(37)は「技術や精神力を高め、周りから応援されるチームで日本一を目指し、一緒に戦っていきたい」と話した。
地域のハンド部から強豪へ
全国屈指のハンドボールの強豪校が集まる中原区。ドッジボールを習う子がハンドボールにも励み、地域の小学生ハンドボール部が設立されるなど充実した環境が大きな要因となっている。
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