意見広告・議会報告
市政レポートNo.15 子ども目線の教育の充実を みらい川崎市議会議員団 高橋みさと
6月25日に令和6年第2回定例会が閉会しました。6月20日に行った一般質問から教育関連の質問について報告します。
次期教育プラン策定
川崎市の教育に関する基本計画である「第2次かわさき教育プラン」の対象期間は、令和7年度末となっており、今年度から次期プランの策定が始まりました。
教育長からは、次期プランでは「子どもから高齢者まで、それぞれが自分の可能性を広げ、社会と積極的に関わっていくことを目指す教育の実現を進めてまいりたい」との答弁があり、プランの策定にあたっては、子ども、保護者、教員、地域など幅広い意見を聴いていくとのことでした。
私は、特に子どもの意見を聴くことについて、子どもが大人に忖度しない環境づくりや「こども会議」といった既存の枠組みだけでなく、GIGA端末等を活用して広く丁寧に意見を聴き取ること等を要望しました。今後、市立学校での授業や児童会・生徒会活動などの対面の他に、GIGA端末によるオンラインアンケートを実施予定とのことです。市の教育の根幹となるプランがよりよいものになるよう、今後も取り組んでまいります。
一時保護所での学習機会の確保
児童相談所の一時保護所では、所内の学習室等で学習専門指導員による集団や個別での学習を行っているものの、様々な制約があり、十分な環境とは言えません。また、一時保護所から学校に通学できている子どもは、全市で3名(高校生)とのことです。
市立学校で一人一台配備されているGIGA端末には「ドリルソフト」「自習アプリ(不登校などの希望者)」「デジタル教科書(英語・算数/数学(モデル校))」の自習機能があります。また、フィルタリングがかかっているので、「NHK for School」などの良質な学習コンテンツを安全な環境で見ることができます。このようなGIGA端末の機能の活用により、一時保護所の子どもたちの学習環境が向上すると考えられます。
教育委員会がWi-Fiルータを貸与しているので、ネットワーク環境が整っていない一時保護所でもGIGA端末を物理的に使用できるはずです。それらの点を指摘したところ、教育委員会からは、一時保護所での使用は可能との答弁がありました。
こども未来局からは、子どもが一時保護所でGIGA端末を適切に使用できる環境を整えていく必要があるとの認識が示され、今後も関係部署と連携しながら学習支援の取組を進めていくとの前向きな答弁もありました。早急な環境整備を重ねて要望しました。
詳しい一般質問のやり取りは、川崎市議会の録画中継をご覧ください。
立憲民主党中原区支部・高橋みさと
川崎市中原区
takahashimisato3310@gmail.com
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12月13日