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中原区版 公開:2025年1月1日 エリアトップへ

意見広告・議会報告

市政報告 新たな100年に向けての今後の区役所のあり方 川崎市議会議員 松原しげふみ

公開:2025年1月1日

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新たな100年に向けての今後の区役所のあり方

 中原区は人口増加に伴い、多くの市民が住所移動等の手続きで区役所に来庁しますが、窓口の混雑による待ち時間やプライバシーの確保に影響が生じております。

 別表のように令和3年の最長待ち時間は344分、平均最長待ち時間は197分だったのが、令和5年には最長待ち時間が165分に、平均最長待ち時間は89分と、それぞれ短縮することができています。これは下表の※印のようにカウンターの増設等による効果と分析しております。また中原区では、窓口混雑情報サイト「中原区なう!」を活用して来庁者の平準化や、お呼び出しメールで混雑緩和に努めています。しかし、中原区においては、令和10年には日本医科大学武蔵小杉キャンパス跡地に約1400戸のタワーマンションが竣工予定で、その後もホテル・ザ・エルシィの跡地に約500戸のマンションが建設予定となっており、現状のままでの対応で十分なのか懸念を抱かざるを得ません。

 そこで中原区では、来庁者の増加が見込まれる中、本年度、区長を中心として区民サービスの向上に向けて庁舎のスペースを最大限活用するための可能性について調査・検討を行う「レイアウト検討委員会」を設置し、執務環境等検討支援業務を委託しました。令和7年度には各課移転スケジュール及び工事計画を行い、令和8年度に実施設計に向け予算要求をした後、工事契約を結び、令和9年度に施工するスケジュールを組んでおります。

 川崎市では、より効果的で利便性の高いサービスの提供に向けて、平成21年3月「区役所と支所・出張所等の窓口サービス機能再編実施方針」を策定し、平成30年3月に改定を行ったうえで同方針に基づく取組を進めています。人口増加などに伴い、市民が抱える課題やニーズがこれまで以上に多様化する中、行政サービスも専門化、複雑化し、それぞれの窓口や相談体制が連携することが求められております。

 市民目線に立った行政サービスの提供はもとより、今後は大規模災害時にも対応できる設備や機能を備えると共に、人口の増減、年齢構成の変化に柔軟に対応できる窓口や執務スペースのほか、DXや働き方改革のような時代の変化に素早く対応できる区役所を区民の皆様と共に目指して参りたいと思います。

新たな100年に向けての今後の区役所のあり方-画像2 新たな100年に向けての今後の区役所のあり方-画像3

松原しげふみ事務所

中原区新城5-2-3

TEL:044-751-8855

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