意見広告・議会報告
市政レポート【16】 子どもから広がる救命教育 みらい川崎市議会議員団 いど 清貴(きよたか)
令和7年第1回定例会が3月19日に閉会しました。私は予算審査特別委員会において、応急手当の普及について質問を行いました。
市民一人ひとりが「その時」に行動できるようにするためには、知識と経験を積む場の充実が欠かせないと考え、特に幼少期からの救命教育の重要性を訴えました。答弁では、今後、消防局・健康福祉局・教育委員会が連携し、市立看護大学の学生が小学校などで救命教育を実施する体制を検討しているとのことでした。これは、子どもたちが命を守る力を身につけると同時に、家庭や地域にも学びが広がる「川崎モデル」として期待される取り組みです。また、応急手当普及員の講習については、これまでの連続3日間の受講形式から、隔週の土日に分けた開催へと改善され、より多くの市民が参加しやすくなりました。加えて、講習の定員拡大や回数増加など、受講機会の拡充も進められています。
子どもたちにとって、AEDや胸骨圧迫の体験は、命の大切さを学ぶ貴重な機会です。近年では、玩具型AEDや教育教材を活用した学びも広がっており、救命教育は新たな段階へと進みつつあります。
今後も民間の取組とも連携しながら、川崎ならではの命をつなぐ仕組みを全世代に広げていく必要があります。市民の誰もが「救える力」を持つまちを目指して、着実に歩みを進めて参ります。
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5月23日
5月16日