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中原区 社会

公開日:2025.10.29

川崎市子ども夢パーク
「ゆめ横丁」準備進む
子どもの権利を体感

  • ペンキを塗る小学女児

  • 「おとなのみなさんへ」と注意書きされた会場の看板

 川崎市子ども夢パーク(高津区)の秋恒例のイベント「こどもゆめ横丁」が11月3日(月・祝)に開催される。企画立案から売上金管理までを子ども自身が担う「子どもの権利」体感イベント。参加予定の31組が当日に向け、懸命に店舗設営に取り組んでいる。

 毎年11月20日は川崎市子どもの権利条例が定める「かわさき子どもの権利の日」。この日に合わせ、子ども夢パークでは企画づくりから模擬店づくり、商品の店頭販売やお釣りや売上金の管理まで、すべてを子どもたちだけで完結する「こどもゆめ横丁」を、2006年から開催している。

 10月4日には「第一回横丁会議」があり、出店者で「子どもが買い物を楽しめる工夫」などを協議。18日からは廃材とくぎ、金づちなどを使った模擬店作りが始まった。

 参加者の保護者らには「大人は手出し、口出しをしないこと」という「ゆめ横丁」のルールを共有の上、事務局のスタッフが会場に常駐し、安全確認をしたり相談に乗ったりする。

 本番を1週間後に控えた27日、高津区内の小学校に通う女児3人は自力で建てた模擬店にペンキを塗っていた。3人は入学前から客として「ゆめ横丁」を訪れてきたといい、「いつか自分も」という希望が叶い、今回初めて「雑貨店」を出店するという。手をペンキだらけにして、「楽しみ!」と声を弾ませた。

 3日は午前11時から午後3時までで、午前11時45分までは高校生年齢以下の子どものみ入場可能。問い合わせは子ども夢パーク【電話】044・811・2001。

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