中原区 教育
公開日:2025.10.31
橘高校
外務省職員が講演
生徒120人が聞き入る
市立橘高校で10月23日、外務省職員が訪れ、同校国際科の1年生から3年生約120人に向けて外交や国際理解についての講座を行った。
同講座は、高校生の外交政策や国際情勢等に対する関心や理解、意義の向上を図ると共に、外務省の業務を知ってもらい、進路選択の参考にしてもらうことを目的に毎年外務省が実施している。今年度は全国の高校89校で実施する予定で、神奈川県内では同校で2校目。
今回同校を訪れたのは、総合外交政策局国際平和協力室の小日向みなみさん。小日向さんは、外務省の仕事や日本外交の取り組み、海外における安全対策、自身が大学時代を過ごしたインドでの経験について、時折クイズを交えながら説明。高校生に向けて「皆さんは日本の将来を担う人材。国際社会で活躍してほしい」とメッセージを送った。
その後、小日向さんと生徒有志40人で座談会を実施。講座を聞いて考えたことなどを発表し、生徒から「外務省で働いて心が震えた経験は」と質問があがると、小日向さんは「今日の高校講座。皆さんがこんなに関心を持って活発に意見を言う姿に心が震えた」と笑顔で答えた。
本紙の取材に対し、小日向さんは「今回こうして講座で話をするのが初めてで緊張した。外務省だけでなく、いろいろな形で国際社会への協力に興味を持ってもらえたら」と感想を語った。同校の加藤若菜さん(3年)は「外国へ留学したい人もいるので、今回話を聞けて進路の幅も広がった。貴重な経験ができた」と話した。
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