中原区 文化
公開日:2025.11.12
第54回川崎市文化賞
茶華道協会などが受賞
スポーツ賞に甲斐選手
川崎市の文化芸術や福祉、スポーツなど各分野での功績をたたえる「市文化賞」など各賞が決定し、11月5日、川崎市役所で贈呈式が開かれた。2025年度の文化賞は、茶道や華道の活動を通して伝統文化を継承してきた市茶華道協会、昭和音楽大学理事長の下八川共祐さん、川崎沖縄県人会名誉会長の比嘉孝さんに贈られた。
市文化賞は川崎市が政令市となった1972年に創設され、91年の第20回を契機に「文化賞」「社会功労賞」「スポーツ賞」の3部門に。さらに若手を応援する「アゼリア輝賞」と「特別賞」も加わった。
文化賞を受賞した市茶華道協会は1925年(大正14年)に「華道六合会」として発足し、71年に「川崎茶道会」と合併。100年にわたり市民が茶華道に触れる場づくりに尽力した。下八川さんは、昭和音楽大学でクラシックやジャズなど幅広い音楽教育に取り組み、「音楽のまち・かわさき」推進協議会を会長としてけん引してきた。比嘉さんは、一般財団法人川崎沖縄県人会の会長として沖縄文化の普及と、川崎市と那覇市の交流事業を推進した。
市茶華道協会の徳安興理事長は受賞のあいさつで「先人が築いた礎の重みを痛感する。これから先も川崎から世界に向けて日本人の心を力強く発信していく」と述べた。
「社会功労賞」には、アートを通した共生社会を目指す取り組みを続けるNPO法人「studio FLAT」理事長でアーティストの大平暁さんと、川崎市看護協会で副会長などを務めた高橋恵さんが選ばれた。
国内外の大会で卓越した成績を残した人物に贈られる「スポーツ賞」には、男子バレー日本代表選手で専修大学4年生の甲斐優斗さんが選出された。文化芸術分野で今後一層の活躍が期待される個人や団体に贈られる「アゼリア輝賞」は、洗足学園音楽大出身の声楽家・川崎麻衣子さんと、昭和音楽大学を23年に卒業したピアニストの田久保萌夏さんが選ばれた。
福田紀彦市長は主催者側を代表し、「みなさんそれぞれの道で長年にわたり貢献され、社会に変革を起こされてきた。次の百年に向けて新たな道標を付けて頂きたい」と祝辞を述べた。
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