中原区 教育
公開日:2025.11.21
人権オンブズパーソン
「困ったときは相談を」
今井中で条例など紹介
市立今井中学校で11月17日、川崎市人権オンブズパーソン代表の野村武司氏による「人権オンブズパーソン子ども教室」が行われた。
子どもの権利の侵害や男女平等の人権侵害について、相談や救済の申し立てを受け付けている「川崎市人権オンブズパーソン」。2006年度から市立中学校で、人権の大切さなどを伝える教室を実施している。
2部構成で行われた今回、全校生徒約340人が参加。1部では、野村代表が市の「子どもの権利条例」などに触れながら、「相手が傷ついていないか」「権利が守られていない、ありのままの自分でいられないときなど、困ったときは相談してほしい」と呼び掛け、人権オンブズパーソン、子どもあんしんダイヤルなどを紹介した。
2部では、川崎市市民文化大使でバイオリニストの大谷康子氏がバイオリンの演奏を披露しながら、音楽が国や人種を超えてつながれたことなどをこれまでの経験をもとに話した。
講話を聞いた同校3年の佐々木潤さんは「条例を習ったばかり。人を傷つけることは自分に直結することを学んだ」と話し、中原千寿さんは「困ったときの一つの手段として電話などがあることを心にとどめておきたい」と話した。
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