麻生区版 掲載号:2018年2月9日号 エリアトップへ

「百合ヶ丘こども食堂」を運営するNPO法人アイゼンなどで活動する 俵(たわら) 隆典さん 百合丘在住 44歳

掲載号:2018年2月9日号

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民間力で地元完結の街へ

 ○…百合丘にある飲食店の協力で昨夏、子どもの食事環境を楽しくすることと、保護者に時間的なゆとりを持ってもらおうとスタートさせたこども食堂の取り組み。回を重ねるごとに来場者が増え「最近は2時間の開催で60人前後が来てくれるようになりましたが、そうなると今度はお母さん方にゆとりが提供できていないという課題が出てきた」と、今月からは近隣の保育園を第2会場として規模を拡大して実施する。また他地域からの来場も多くなったことから3月には新百合ヶ丘、以降は柿生や多摩区でも開催を計画している。

 〇…中高生の保護者に対する受験相談や児童向け運動教室など、教育関係に長けた人材や保育士などを目指す学生と地域をつなぐ活動を行うNPO法人アイゼンの代表。こども食堂もNPOの地域支援の一環だ。「自分一人が動くだけでは自己満足や小さい規模になりがち。チームで動くことでより大きな活動になっていくと思います」。自分が直接感謝されるより、チームの仲間が感謝されている場面を見て喜びたいという思いで活動を行っている。

 〇…中学校の教諭から4年前、薬局や介護施設の運営などを行っていた家業を継ぎ、現在は「結グループ」の代表を務める。小学生の姉弟の父親ながら、昨年からは「看護の現場や働く側の気持ちを理解したい」と准看護師の専門学校に通う学生でもある。日曜日は家族の時間と決めているが「子どもたちとスポーツ施設に行くんですが、息抜きというより息を切らせていますね」と笑う。

 〇…「今はNPOで儲けたいというより、活動を継続して麻生区をより暮らしやすい場所にしていきたい。子育てや働くことが地元で完結できる仕組みも『地域包括ケア』だと思うので、民間の発想を生かした子育て支援や課題解決を行っていきたい」。人と人、企業と企業をつなげるさまざまなアイデアで街の活性化に取り組んでいく。

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