桐光学園高等学校サッカー部の西川潤君(2年・FW)が、U-16日本代表候補に選出されている。来年開催されるU-17のW杯出場をかけ9月に行われるアジア最終予選で、活躍が期待される。
「代表の中核に」
西川君は横浜F・マリノスのジュニアユースチームに所属していた白鳥中3年の時、U-15日本代表に初選出。以来、毎年日本代表メンバーに選ばれている。7月上旬に行われた代表のキャンプでは、大学生相手の試合で2得点決めるなど実力を発揮。9月の予選に向け「代表選手に選ばれ最終予選を突破することが第一。結果を出すことにこだわり、代表で中核になりたい」と意気込む。
大胆さを磨く
中3の進路選択で「自分のサッカーのレベルアップを考えたときに、泥臭さや大胆さが必要だと思った」といい、兄が同校サッカー部でプレーしていこともあり高校サッカーの道へ。
昨年は1年生ながらエースとして背番号10番を背負った。西川君は「周囲の期待やエースとしての役回りを最初は受け止められなかった」と振り返る。しかしこの状況に置かれたことでメンタルが強化されたという。「ボールが来たら以前はすぐにパスしていたが、今はドリブルで前に切り抜けて自分でやってやるという気持ちが強い」と自身の変化を語る。また、積極的に声をかけ鼓舞するなどチームづくりにも力を入れている。
試合前は、過去の自身の得点シーンを何度も繰り返し見てイメージを刷り込む。「勝手に思い込むのが自分には合っていると最近発見した」と笑顔。好きなチームは仏のパリ・サンジェルマン。「エムバペのドリブルが速くて見ていて楽しい。将来はそんなサッカーをしたい」。卒業後は、プロとしてJリーグで結果を残し、海外でプレーすることを思い描く。
目標は「チームの全国制覇と個人は得点王になること。毎試合必ず1点は取ってやろうと思っている」ときっぱり。未来の大器は夢に向かって今日もフィールドに繰り出す。
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