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麻生区版 公開:2019年2月1日 エリアトップへ

アートガーデンかわさきで「川崎百景 企画展」で絵画作品が展示されている 佐藤 菊夫さん 岡上在住 76歳

公開:2019年2月1日

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懐かしい街並みに再脚光

 ○…90年代初頭に発表した画集「川崎百景」に収められた作品が、20数年ぶりの企画展としてJR川崎駅北口のアートガーデンかわさきで展示されている。自然や名勝、駅前など、20〜40年ほど前に描き上げた原画と今の様子を見比べることができる。「これまでも何回か作品展をやってきたからそんな機会はもうないだろうと思っていた。アトリエの奥にしまっていたものでしたが企画者の熱意に押し切られました」と笑顔を見せる。

 ○…福島県浪江町出身。夢だった漫画家を目指し、就職を機に都会暮らしを始めた青年時代。30代半ばで訪れたパリのルーブル美術館で出会った写実的な絵画に触発され、風景画に傾倒していった。川崎市内で暮らし始めた際「当時は公害の街、空がないなどと言われていましたが、素朴な風景はまだあるんだよということを多くの人に知って欲しかったんです」。百カ所の風景画を残すことで第二の故郷、川崎の良さを伝えていった。

 ○…岡上での暮らしは20年ほど。「自然も多く静かで良い所。でも今は木々が高くなってきて、以前は見えていた鶴川駅や花火大会が見えなくなっちゃったよ」と笑う。川崎百景を作り上げるまでの苦労や作品作りの過酷さなどから、創作活動は休止中だが「テレビに映る奇麗な風景なんかを見るとまた描きたいなと思うこともあります」。

 ○…今回の作品展の開催に関して「これはもう感謝の気持ちしかない。少し前の川崎の様子に触れて懐かしさを感じてもらい、まちの素晴らしさを感じてもらえたら嬉しいです」。変わりゆく川崎の風景を改めて収めていく、続編の期待も高まる中、「体力的な問題もありますが、気が向けば筆を握りたいです」と一言。創作への思いが再燃することに期待も膨らむ。

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