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麻生区 文化

公開日:2019.03.22

今村監督『うなぎ』を上映
新百合21に200人来場

  • 対談する石坂氏(左)と天願氏

 「映像のまち・かわさき」フェスティバルinしんゆりが3月16日に新百合21ホールで行われ、1997年にカンヌ国際映画祭の最高賞「パルムドール」を受賞した故・今村昌平監督の『うなぎ』が上映された。

 区内にキャンパスを構える日本映画大学の創始者でもある今村監督。今村監督がパルムドールに選ばれた2作品の受賞トロフィーが川崎市アートセンターに展示されていることから、新百合を映像のまちとして盛り上げようと開催された。

 当日は約200人が来場。映画上映のほか、ロビーには実物のトロフィーや今村監督の直筆ノート等も展示され、来場者は興味深く鑑賞していた。

 上映後には、今村監督の息子で同大学長の天願大介氏と同大学部長の石坂健治氏が『うなぎ』や今村監督について対談。脚本に参加した天願氏は同映画について「それまでの今村作品とは異なり、疑似家族を肯定するモダンな考え方に踏み込んだ作品」と話していた。

「パルム通り」を命名

 最後に石坂氏が、新百合ヶ丘駅北口から市アートセンターまでの道に、同賞にちなみ「パルム通り」の愛称を付けることを提案。来場者からは賛同を得られていた。

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