麻生区在住の住田葉音(はのん)さん(桐光学園高2年)が、自らブランドを立ち上げ、誰でも気軽に世界保健機構(WHO)に寄付できるシステムを作った。デザインしたステッカーを販売し、収益の一部を寄付する。「新型コロナウイルスと戦う世界の人々を応援する選択肢を増やしたい、そして身近にしたいと思い、活動を始めました」と住田さん。
立ち上げたブランド名は「NONИOИ」(ノンノン)。自らデザインしたステッカーを販売し、WHOを通じて寄付することで、医療従事者など世界で新型コロナを終息させるために活動している人を応援できるシステムを作った。
昨年8月からアメリカ・オハイオ州で交換留学をしていた住田さん。今年夏までホームスティする予定だったが、新型コロナの影響で急きょ3月末に帰国した。帰国直前、各国から留学している友だちから世界各地で起こっている悲惨な状況を改めて知った。「今できることはないか」と行動を起こした。
「私同様、何かしたいのに、何をしたらいいかを迷っている人も多いはず」。多くの人が参加しやすいように商品価格を設定し、デザインも外国人に興味を引いてもらえるように日本らしさを強調する一方、英語でのメッセージも載せた。
購入できるのはステッカー5種類。留学時に知り合った友だちにも相談し、浮世絵やだるまなどをデザインした。1枚550円で販売し、経費を除いた全額を「WHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金」に寄付をする。HP(https://nonnon2020official.com/)には、購入せずに寄付だけできるようにもなっている。
「世界各地では今現在、大流行している場所もあります。何かしたい気持ちを形にしてもらえれば」と住田さん。
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