麻生区選出の市議会議員が11月30日、福田紀彦川崎市長へ次年度の重点予算要望を手渡した。
出席した市議(五十音順)は勝又光江(共産)、木庭理香子(みらい)、鈴木朋子(同)、月本琢也(無所属)、花輪孝一(公明)の5氏。雨笠裕治(みらい)、山崎直史(自民)の両氏は公務のため欠席。
議員団が提出したのは、まちづくりや交通、環境、防災・防犯など全8項目の重要予算要望。出席市議からは、コミュニティ交通網の整備を求める意見があがった。土地の起伏が多く、高齢化が進む麻生区の現状に触れながら、「交通網の充実は生活に直結。路線の新設、拡充を進めながら、地域交流・コミュニティーによる問題解決にも協力してほしい」といった要望や、里山保全を務めるボランティアへの支援拡充を求めた。
福田市長は「コミュニティ交通は大きな課題。コロナ禍で疲弊する民間だけに頼るのではなく、地域の経済活動として充実させることもできるのではないか。また緑をどう守っていくかも、限られた財政の中で最適値を探りたい」と話した。ほかに新百合ヶ丘駅周辺および地下鉄新駅周辺の街づくりについても意見が交わされた。
今回提出された重点予算要望の8項目は次の通り。【1】川崎新都心「新百合ヶ丘駅周辺」に相応しい街づくり、【2】鉄道輸送の充実、【3】コミュニティ交通網の整備・拡充、【4】環境対策に配慮した区内主要都市計画道路の整備促進、【5】都市農業の振興、【6】緑陰型公園・里山の整備、【7】市民利用施設の充実、【8】防災・防犯対策
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