岡上で9月に収穫されたブドウを使い、同地域内で醸造された新酒ワイン「岡上ヌーボー」=写真=が、11月3日に解禁。同日に完成イベントが蔵邸ワイナリーで行われ、地域住民らが「今年の味」を堪能した。
ワインの製造は農業生産法人(株)カルナエストの山田貢さん。山田さんは、昨年認定された「かわさきそだちワイン特区」を活用し、収穫から醸造まで一貫して岡上内で行ったワインを今年初めて完成させた。今回は、9月に収穫した赤ワイン用のブドウ「ピノ・ノワール」を主体に、ほかにも3種類のブドウをブレンド。短期間でつくる特殊な醸造方法で、約2カ月間費やした。
イベント当日は、グラスで「岡上ヌーボー」を販売。山田さんは「200〜300杯のグラスが出た」とし、ワインの出来については「今年のブドウの成りがよかったことを表現できたと思う」と語った。町田市から来た男性は「爽やかでフレッシュな味わい。家の近くで楽しめるとは」と話していた。
現在認定されている特区内では、ワインの提供は生産者が経営する飲食店などに限られる。「岡上ヌーボー」は万福寺の「リリーズバイプロメティー」で楽しむことができる。
今後、赤、白、スパークリングなどの種類もつくる予定で、山田さんは「ブドウが500キロ収穫できたこともあり、まずはいろいろ試してみたい」と話している。
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