市政報告 祝・卒業〜子どもの未来を守るまちに みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子
ご卒業おめでとうございます。3月、卒業式シーズンです。子どもたちが新たなスタートを前に、一つの区切りを迎えます。
現在、コロナ禍で児童虐待の被害や、心に悩みを抱えた子どもが増えています。子どもを中心にした社会の再構築が、私たち大人の責任です。
川崎市子どもの権利条例
川崎市では、2000年に「子どもの権利条例」を制定しましたが、20年経ち、トーンダウンした感があります。11月20日は「条例の日」ですが、ほとんど知られていません。条例の認知度も低く、18年の意識調査で「知っている」と答えた大人は10%程度。一層の周知・広報が必要です。
人権オンブズパーソン制度
子ども等の権利を守る救済機関「人権オンブズパーソン制度」。相談や救済の申立てができますが、電話相談が主で、子ども世代にはハードルが高いようです。LINEなど、より気軽な相談のきっかけ作りを提案しています。
子どもの意見を市政に活かす
条例第30条「子ども会議」は小中高校生の希望者をメンバーに、02年から月1回程度、実施しています。当初は80人ほどでしたが、最も少ない年は7人。今年度は18人と減少傾向です。年1回の市長への報告書作成が目的化し、会議が『形だけ』では魅力がなく、メンバーは増えません。報告書では、コロナ禍での学習についての子ども4000人アンケートなど貴重な情報もあります。子どもの意見を具体的な施策へ反映し、フィードバックすることでやりがいにつながります。子ども会議は市長の公約にも言及がありましたので今後も注視して参ります。
「ロシアによるウクライナ侵略を強く非難する決議」
3月10日、急きょ本会議を開催し、川崎市議会として「ロシアによるウクライナ侵略を強く非難する決議」を全会派共同提案、総員起立で可決しました。世界平和を願う想いは党派を超えて共通です。大人の都合で子どもたちの未来を奪うことがあってはなりません。
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