新百合ヶ丘駅南口近く、5月で営業終了した住宅展示場の跡地に、今秋、屋内型テニススクールができることが、このほど本紙の取材で分かった。土地の契約更新に伴うもので、周辺店舗は来客の相乗効果に期待する。
建設が予定されているのは「(仮称)RECインドアテニススクール新百合ヶ丘校」。事業者は首都圏でスポーツ施設を運営する(株)レック興発(東京都)。事業計画によると、カフェ、貸しスペースなどの「しんゆり交流空間リリオス」に隣接する区画に、クラブハウスとコート3面が作られる。工期は7月から10月末までを予定する。
完成予定地は、かつて住宅展示場「新百合ケ丘ハウジングギャラリー」のモデルハウスが並び、先月までは展示場の駐車場だった。歩道を挟んだエリアでは、各住宅メーカーのモデルハウスが解体されており、今後の利活用は公表されていない(6月7日現在)。
展示場のあった土地一帯は、新百合丘農住都市開発(株)(万福寺)が管理し、土地の契約が6月末までだった。(一財)川崎新都心街づくり財団(同)が運営する「リリオス」は今後も継続する。
「周辺活性に期待」
同展示場は1983年にオープンし、39年にわたり営業。新百合ヶ丘駅近くというアクセスの良さもあり、駅前で行われる「しんゆりフェスティバル・マルシェ」のサブ会場になるなど、イベントにも活用されていた。
建設予定地の横、リリオスのスタッフは「これまで解体工事の音が気になるときもあり、工事現場も出入り口と近く、利用者に影響がないか心配」と話す。一方で、完成後は「地域イベントの協力やスクール会員がカフェに寄ってくれるなど活性化につながれば」と相乗効果も期待する。
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