エコガーデンはるひ野の代表を務める 相馬 直子さん はるひ野在住 70歳
町内彩る花壇づくりを
○…東京オリンピック・パラリンピックから着想を得た「植物の多様性と協調性」がテーマの花壇の作り上げ、「わがまち花と緑のコンクール」の団体部門で大賞を受賞。多様性を表す24種類の花は、植え方や咲く時期がバラバラで、これまで手掛けた中でも一番大変な花壇だった。「いつかは受賞したいと思っていたので、うれしい」と顔がほころぶ。
○…夫の仕事の都合で転勤族だったが、定年退職後に住み続けられる場所をと選んだ地がはるひ野だった。「歩くのが好きで、近くによこやまの道がある環境に憧れて」。10年前に移り住み、市の花壇ボランティア養成講座を受講した。同じ時期に、駅前で花壇整備の話が進んでおり、友人に誘われてエコガーデンに参加。「みんなで活動するのが楽しい。10年やってスキルもあがり、その成果が認められた」と、やりがいとともに今回の受賞を喜ぶ。
○…2020年に3代目の代表に就任。「能力のある人ばかり。縁の下の力持ちになれれば」と会を支えてきた。公共花壇づくりは、手軽に買えるものでアイデアがポイントだという。デザイン画を描き、色の配色を考えて花を植えていく。「植えてみないとわからない。形が違うだけでマッチしたり。奥の深い世界ですよ」と花壇づくりの魅力を語る。
○…パン、ケーキ作りが趣味。製粉会社の全国コンクールで入賞し、講師を務めていたことも。「お陰で全国に友達ができました」とほほ笑む。散歩しながらレシピを考えることが気分転換に。今後も細く長く会の活動に携わっていくことが目標だ。「町内のコミュニケーションに役立つような活動、花壇づくりをしていきたい」。まちに彩りを添える花壇を、今後も作り続けていく。
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