麻生区 人物風土記
公開日:2022.08.26
ミュージカル「流れる雲よ」の実行委員長を務める
町田 直樹さん
稲城市平尾在住 61歳
「魅せる」ために生きる
○…9月1日、2日に川崎市アートセンターで開催されるミュージカル『流れる雲よ』。先の大戦時、鹿児島の基地での特攻隊員の姿を演劇集団アトリエッジが演じる。初演から20年以上。全国各地で公演が行われる中、神奈川での公演は今回が初。実行委員長として「ぜひ若い方に観てほしい」と呼び掛ける。
○…昨夏知り合いから誘われて初めて東京公演を観劇。大阪公演も観に訪れた。「特攻や戦争を美化するわけではなく、利他の精神、和を尊ぶ姿に心を打たれたんです」。そこで味わった感動を、地元でもあり、芸術のまちでもある新百合ヶ丘で公演を開こうとメンバー集め、協賛を募るなど奔走してきた。「実行委員会発足から約1年。あっという間だった」。笑顔でこれまでの道を振り返る。
○…練馬区で生まれ、大学教授だった父親の仕事の関係で転居を繰り返してきた。学生時代に出合ったテニスに夢中になり、テニスの指導者としてスポーツクラブに就職。30歳のときに夢だったテニススクールを横浜市内で立ち上げた。ポリシーにしていたのは「コーチング」。一人ひとりが持つ素晴らしい能力をいかに引き出すか。「教えるのではなく、気づかせること。そのためにもまずは自分がやって見せる。『魅せる』ことが大事」と力説する。
○…テニスを辞め、やりたかったことの一つである飲食店を新百合ヶ丘からほど近いところに3年前にオープンさせた。「やりたいことは何でもできるということを実践して、みんなに知ってもらいたい」。歌好きが高じて、来年、若葉台で歌のフェスティバルも開催する。路上ライブをやることも目標の一つだ。「皆さんと楽しんでいきたい」。『魅せる人』が地域を盛り上げていく。
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