麻生区 経済
公開日:2022.12.23
税の意義 一日署長が訴え
柿生中・星野さんら
川崎西税務署で12月14日、中学生2人が一日税務署長を体験した。
一日署長を務めたのは、市立柿生中3年の星野椋さんと、市立菅中2年の岡本夏輝さん。2人は、麻生区、多摩区の中学生を対象としたコンクール「中学生の税についての作文」で同署長賞を受賞。記念として署長体験が実施された。
当日、署長に任命された2人は、初仕事として関係者と名刺を交換。続けて署長訓示として受賞作を同署署員の前で朗読した。星野さんは通院医療費の助成に税金が使われていることを知り「自分自身が支えてもらっているからこそ、税金は投資と思って大切にしていきたい」と語った。岡本さんは、台風で氾濫した多摩川の治水工事に税金が使用されていることを挙げ「(納税で)支え合う素敵な社会を目指していきたい」と訴えた。
キャッシュレス納付の広報や模擬の電子決済を行い、2人は一日体験を終えた。星野さんは「今まで税務署に入ったことがなかったので、緊張した」と感想を語った。
コンクールには、両区13校から550作品の応募があった。
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