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麻生区 意見広告

公開日:2023.01.20

片平コミュニティ交通「CAP」試験運行から3カ月 議会報告
本格運行を目指し、積極的な利用を
川崎市議会議員 月本たくや(無所属)

 片平地域コミュニティ交通推進協議会(以下、協議会)の乗り合い交通「CAP」の試験運行が、今年の2月まで、需要調査のために実施されています。

 この制度は川崎市の地域交通の新しい取り組みで、従前はアンケートによる行動特性調査の結果で、実証運転に進めるか進めないかという考え方でしたが、令和4年度から、新たに、実際にバスを走らせ、需要調査を行う試験運行が始まりました。

 試験運行が始まって3カ月、協議会設立から活動をサポートしている私が、市民から寄せられた質問にお答えします。

 Q 試験運行開始当初の反応はいかがですか?

 A 会員登録者が約300名で、出だし好調と期待しましたが、開始1カ月は、「定員6名ならすぐ満席になり、身体の不自由な人が乗ろうとしたら自分が代わりに降りよう」という譲り合いの善意が、却って乗車控えにつながり、満席には程遠い利用状況でした。

 Q 開始1カ月の課題にどのように取り組まれましたか?

 A まずは、「目標全便満席、お気軽にご利用ください」というバスやバス停への掲示や回覧を実施しました。そして、協議会メンバーの声掛けは拡散力があるため、口コミでの利用促進に努めてもらったところ、2カ月目は1カ月目の利用者の2倍に広がりました。

 Q 試験運行は残りおよそ1カ月ですが、今後についてどのようにお考えですか?

 A まずは、「使いたい」と思う人に乗ってもらい、需要があることを数字に示すことにご協力をお願いしたいです。そして、今回のルートはあくまで需要のベースを考えるものですので、次のステップの実証事業による運行や本格運行につなげていく段階では、今回通らなかったエリアも検討対象になると考えます。そこで、周辺にお住まいの方にも乗って頂き、需要調査にご協力頂きたいです。試験運行で数字になることで、次につながりますので、ぜひ積極的に乗車をお願いします。

月本たくや

川崎市麻生区白鳥2-3-2

TEL:044-986-6010

http://www.tsukimoto.info/

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